福田奈美

大きな壁を乗り越えられる人とそうでない人(1)

こちらは『発達障害に関して』、取材者との話の一部です。

とても知識が豊富でした。大変私自身も勉強になりました。

自分の障害について正しい知識を知ることはとても大事なことなのだと、この取材で感じたことです。

 

以下になります。

 

発達障害とは……

発達障害というのは、先天性の脳機能障害で、前頭葉に関係していると言われています。そのせいかうまく人の表情や感情が理解できないのではないかなどと言われていますが、それは人それぞれだと思いますね。」

 

 

二次障害について……

「あとは、よく聞くと思いますが、二次障害ですね。とても重要です。

発達障害からくる二次障害を発症する例と言うのはほんと多いんです。発達の人の行動からくる問題だったり、情緒的な問題だったりとあるんですよね。突然パニックを起こしてしまったりして、そこから学習力や意欲の低下といった能力的な問題は、会社で働いていたとしても、起こることなんですよ。行動上の問題。私はそういう人たちが会社を辞めていったり、周りに迷惑をかけてしまっているのを実際に見てきました」

 

「そうですね。二次障害と関連してくる障害というのは多くて、うつもそうだし、統合失調症、社会不安やパニック障害など。どうしてそのような二次的障害が出てくるのか。これは私もとても思うのですが、発達障害の子ども、今でこそ大人の発達障害が知られるようになったのですが、なかなかその特徴が周囲から理解されないのが現状なんです。だから周囲の対応は決して良いものではない。そんな理解不足によって貶したり、叱責したりしてひとりの人間を歪ませてしまうんです。つまり、自分を否定的にしてしまったりして自尊心を低下させてしまう。情緒の不安定や反抗的な行動などはそういったところからつくられてしまうんですよね。だから、褒めてもらえることはとても大事なんです」

 

発達障害は身近な存在として、少し知っておくのもいいのではないでしょうか。