福田奈美

2018-01-01から1年間の記事一覧

信念を持つこと。

私の取材した人の中に、あることに対して語ってくれた男性がいた。 「ある程度の年齢で、自分が障害者だってわかった人って、病気である自分と、そうでない自分のバランスの取り方が上手くできるの。 だから、目の前にあるものを、すんなりと受け入れられる…

「文章分析」とは。

私が筆を持つ限り、いつまでも持つことになるのはおそらくコンプレックスである。 もっと自分の心の奥にあるものを掘り起こすなら、それは誰かに対するコンプレックスではなく、こう書きたいという理想が高いだけなのかもしれない。 自分の文章に納得がいか…

ルサンチマンという攻防

昔、そうはるか昔、学生時代友人に誘われ六大学野球を何度か観に行った。 大学はなぜか東大か早稲田。圧倒的に東大が多かっただろうか。 何故早稲田や東大だったのか。特に東大に知り合いや友人がいたわけではないのに、友達はどうして固執していたのか理解…

韻を踏む、ということ

詩を書いてみました。 自分で気に入っている節です。 季節は刹那に心を巡る 青い田園風景を 雨が通り過ぎる頃 思いを懸けるその心が 重きをおく想い人 強く願う再会に 次の季節は雪が舞う これは「頭韻」で考えたものです。 ですが、いかがでしょうか。いま…

開高と安吾の「女」と「性」に見る母性本能

またまた書いてしまった開高と安吾について。久々に安吾を読んだので書いてみた。 開高と安吾の「女」と「性」。 「女」を凝視し、「女」に対する愛情の表現の仕方は作家みなそれぞれ違う。 例えば開高健の中の「女」は、今の時代で言う、男ウケする女だ。あ…

「唯一無二」の強烈さ

随分と久しぶりに書いてみる。かなり放置してしまった。また少しずつ更新していきますので、よろしくお願い致します。 「唯一無二」という言葉。 私はある人との関係をある女性から、「唯一無二の存在だね」と言われたことがある。でもそこに、例えば男女の…