福田奈美

リベラルとモラル

フィクションとして読んでください。

例えば恋愛のはなしであるがここでは、一緒に考え感じてもらえるとありがたい。

《恋愛において、リベラルな考えを持っているとする。これも一つの思想なのかもしれない。このことを隠すつもりも、恥ずかしく思う必要もない。「誰かが」ということには触れない。日本はモラルが人々を支配することはない。大罪になることもない。だが思想は時として、暗闇となり人間を引きずりこむ。いまの昨今である。それはあくまで個々の考えかたとしてほしい。リベラルにものを考えられるのは、世界のなかで日本もそうである。しかし、誰もが恋愛はすべてにおいて自由だとは言い切れないことはわかるだろう。道徳心が大切だと言えばはなしは終わりだが、未だ世界では、モラルに忠実であることを人々に求めたりするのである。宗教であったり組織などだったり、いずれも思想へと転じ破滅へと向かう。道徳(モラル)と銘打って人を支配するがしかしそれは人々を退化させる。》

なんだか怖くなる。のは、ある意味書いた私だけかな。